引っ越しました


by priprim
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

みんみん

f0109919_21431947.jpg

携帯の悪い画像でしかご紹介できないのですが実家の猫「みんみん」です。
みんみんは10年前の今頃一人暮らしをしていた私が友人に貰った子です。
友人が経営する花屋の近くで鼻のまわり目のまわりをぐちゅぐちゅさせていたこの子を友人が救い病院へ連れて行き「家で飼って可愛がってやれば治るよ」と言われちょうど猫をほしがっていた私の所へやってきました。

初めて見たとき「なんて汚い子なんやろ」と思った。
「みんみん」と言う名前はこの子を見る前から決めていてその頃好きだったレオン・ライの名前「黎明」の「明」の中国語読みの「みん」から貰ったのだけど、どこから見てもこの名前は似合わないなぁ~と思ったものです。

半年ほど二人で暮らしたのですが,訳あって私達は実家に帰ることになりました。

この みんみん なぜか家の中の物におしっこをするのですよ。
布団、衣類、鞄・・・・ありとあらゆる物におしっこをかける。

うちの実家はそれこそ山の中に合って、玄関を開けるとそこは山。
みんみんは家の中の物におしっこをするしかも絶対誰にも抱かれない。
そんなこともあってすっかり外で暮らすようになったのです。

夏は玄関の前で寝て冬は父が作った猫小屋(もの凄い防寒がしてあった)で寝る。
ご飯を食べに帰って来たらその辺でゴロゴロし、私が子供を産んで実家に帰ったときも網戸越しに中を覗いてたっけ。

そんな、みんみんも歳を取るにつれ丸くなったのか、近所の小学生に抱かれ可愛がってもらってた。

でも、私には結婚する時置いて行ったのを恨んでいるのか?
はたまた忘れられたのか?実家に帰っても愛想良くしてくれるわけでもなくいつものみんみんでした。

そんなみんみんが「ガン」になったと知らせを受けたのが数ヶ月前。

喉のまわりに大きなこぶができ手術をしようにも気管を傷つけるだけだと獣医さんに言われたそうです。
「好きなもの食べさせて、好きな事をさせてあげて」と獣医さん。

それからというもの父は毎日色々な缶詰やら魚やらを買って来て食べさせてくれていました。

それでもえさを食べなくなってきて、先月実家であったみんみんはガリガリに痩せていました。
私が呼ぶと小さい声で「にゃー」と鳴いた。
父や母は「あんたが来たって分かっているんやな」って言ったけど私はそうは思わなかった。
「あんた何しに来たのよ?」っていわれたような気がした。
ずっとなでてやると寝ていたけど、抱こうとしたら嫌がられた。

みんみんには私はいろんなことを教えてもらった。

猫は猫らしく生きる事。
人は人らしく生きる事。
嫌な事は拒む事。
自由は楽なようで大変な事。
・・・・・・・。

今日の夕方電話がありました。

「日曜日の朝から帰ってこないのよ」

日曜の朝、近所の子供たちが子供会のバス旅行に行くので家の前の空き地にバスが来たそうです。
たくさん集まった子供達の前でゴロンと寝ていたそうです。
私が先月会った時の半分位に痩せていたけど、子供達の前でゴロゴロしていたそうです。

バスを見送った後どこかへ行ったきり帰ってこないそうです。

きっともう帰ってこないでしょう。

みんみんは本当に「猫らしい猫」でした。

みんみんとはもう会えないけれど、私の中でずっと生き続けるでしょう。
[PR]
by priprim | 2007-07-04 22:38 | 雑記