引っ越しました


by priprim
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ゆれる

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私は最近の日本映画が苦手である。

なぜか??

「聞こえない」からである。

私が家でDVDを見る時間は夜中か昼間。

昼間はまあ 音量をげればよいのでよいのですが夜中だとどうしても家族も寝ているしご近所もあるので音量はあげれない。
すると聞こえない・・・・・見るのを止める。

そういった悪循環を繰り返している日本映画。
みんな聞こえているの???

とは言え見たかったこの作品。
昼間に見ました。
いつもTVを見るときは音量8~10のレベルで聞き取れるのですが、ううっオダジョー・・・・最初から聞こえないよぉ・・・・・と16までアップ。

聞こえました。
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この兄弟の関係。
父親と叔父の関係。
都会で核家族で生きてきた方たちには、理解しがたいでしょう。

主人のお養母さんが生前申されました。

「長男が土地守って親の面倒見るって日本の決まりで決まっとるんじゃもん」

お養母さんも田舎の跡取り娘。

「私は本当は~がしたかったんよ」
「妹は好き勝手したから楽しかったはず」

しかし、叔母さんたちは言っていました。

「お姉ちゃんはいろんなもん貰うてエエ暮らししとった」



私は兄のことが嫌いだけど、以前話をしたとき
「お前はええわ。俺は俺で色々と辛い事もあるねん」

この映画を見ていてその時の兄の言葉を思い出した。

田舎から家から抜け出る事もできず、親の代からの商売を継ぎ近所づきあいをし(田舎の近所づきあいの恐ろしさはそりゃもう凄い)
家に帰れば父親の世話をし・・・・

日本の(養母の言葉が示すような)「長男神話」に縛られた人々に囲まれて暮らした兄が漏らす言葉

「どうせあの街に帰ってガソリンスタンドで働くなら刑務所にいるのも変わらない・・・」

都会で人にもまれ競争社会に生きている人たちにはこの気持ちは理解できないかもしれない。

だから「田舎暮らし」に憧れて定年後は田舎で・・・・なんて人が増えているのでしょうが田舎で田舎の人たちの考えに縛られてきた私(うちの実家もそうとうなものだわ)から言えば
「いっそ言葉も違う外国へでも行ったほうが諦めがつくよ」てなものです。

この映画田舎の古い風習や長男神話に縛られている方たちにこそ見て欲しいと思うのだけど、田舎の映画館じゃ上映しなかっただろうし、テレビが娯楽の一番の座に君臨しているからなぁ・・・・見ないよねぇ。

「そういう考えを変えなきゃいかん!!」
と、私は思っているのだけどきっとそれも家を出て都会で暮らしているからこそ思う事で、両親や兄は言うだろう

「変えられないものもあるんよ・・・」

香川照之演じる兄の稔も同じことを言ってるような気がしました。

ラストシーンの稔の表情がちょっと忘れられないな・・・

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by priprim | 2007-08-02 11:24 | 映画