引っ越しました


by priprim
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Rumble fish

この映画を観た時の私は高校生。

S・Eヒントンの原作を読んだ時も高校生。

「なんやよお解らんわ」といったような感想を覚えている

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S・E・ヒントンの小説は登場人物のほとんどが「兄弟」

親はいないか、どうしようもない飲んだくれやギャンブラー

決してお金持ちの家庭の問題じゃない街の隅で生きているような若者達が主人公。

明るい未来は約束されていないし、努力をする術もわからない。

そんな少年達の話は『頭からっぽのミーハー高校生』には理解しがたかったのかもしれない。

今思えば悩んでいるフリをしていただけかも知れない高校時代。

なにやら解らないけれど「とりあえず」の未来像は抱いていた様な気もする。

この映画の主人公マット・ディロン演じる(へたっぴな演技には目をつぶろう)

ラスティ・ジェームスはただ毎日喧嘩して酒飲んでブラブラして・・・・・といった

未来に希望も何もない少年。

憧れるのは数ヶ月前に姿を消した不良グループのリーダーだった兄の

ミッキー・ローク(このミッキー・ロークはいいねぇ~)演じるモーターサイクルボーイ。

そのモーターサイクル・ボーイが帰ってきた。

カリフォルニアへ行っていたモーターサイクル・ボーイは何か以前と違う・・・・

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「この闘魚だって広い場所に放してやれば闘わないさ」


憧れだった兄を失って初めてラスティは広い世界へと旅立っていく・・・・・・・・・・。

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目の前の狭い世界でしか物事を考えられない少年の成長物語なんていう言葉でくくるには

言葉が軽すぎるけれど、先日見た『ヘアスプレー』なんかよりずっと説得力のある

「希望」をもてる内容で、私この歳になってはじめてこの映画の意図する

事が理解できたような気がする。

「広い世界で見聞を広げて未来を切り開け」ヒントンの小説にでてくる少年達を取り巻く環境

などは今の日本ではピンと来ないと思う(私がそうだったように)ただいつの時代であれ

目を閉じていたら何も見えないし、耳をふさげは聞こえない。

目や耳は何のためについているのか?

脳みそは何を考えるべきか・・・?

常にひっかかっていないといけない・・・・のではないでしょうか。

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この映画・・・・・とにかく映像と音楽が凄くいいの!!

新藤兼人監督で音羽信子主演の『鬼婆』という怖い怖い映画同様(これについてはまたの機会に)

白黒画像と太鼓のどんどんどん・・・・・(スチュワート・コープランド最高!!)

くぐ~っと引き込まれていく・・・・。

高校生の頃の私はほんとに頭の中空っぽだったんで、そんなことも感じていないのです。

高校卒業してからウン十年、私も広い世界へ出てちょっとは知恵がついたのかしら・・・??
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by priprim | 2007-10-25 13:43 | 映画