引っ越しました


by priprim
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2007年 05月 24日 ( 1 )

これからの人生は・・・

ブロークバック・マウンテン

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『嘘』はつく方が良いか?つかれる方が良いか?

広大な山と広い空流れる白い雲 それを背景に『嘘をついた者』が苦悶する作品である。

私は『妻』の立場で見てしまったのですが『妻』からしたら、こんなに迷惑な話はないですよ。
久しぶりに再会したイニスとジャックがもう高ぶってぶちゅう~ととキスしてる所なんて偶然とはいえ見せられて、嘘ついて逢引きに嬉しそうに出かけられてそれまでは『仕事だから』と休まなかったのに平気で休んでモーテルでしっぽりなんて・・・

ベッドでバックの体位で求められてたのは、コレのせいなのね
生活だってぎりぎりなのに・・・・

『ブロークバックでの日々がすべてだった』って?
いつまでも何言うてるの!

あんた達は結婚して子供作ったのだから、子供の人生の基盤を作ってやらねばならんのですよ!

「ちょっとそこにあんたら二人座りよし」
と、説教したい気分でした。

・・・・・コレを見た昨日は。

そして、夜布団の中で考えた。

『イニスは幸せだったのだろうか?』と。

ジャックと逢引きしていた時も妻や子供たちといた時も、独りになった時も
彼は『罪悪感』に苦しめられていたでしょう。




子供の頃に両親を亡くし兄と姉に育てられずっと貧しく育ったイニス
姉が結婚した後は兄と親戚の牧場で暮らしたがやがて兄も結婚し牧場を出ると自分の居場所が無くなった。
子供の頃から自分の居場所を捜し求めていた彼の本当の居場所が、ジャックだったのかもしれない。

しかし、時代的にも『同性愛者』は認められない。
子供の頃に自分の父親が、同性愛者に行った事と同じ事をされるのではないだろうか?と怯えていたに違いない。

ジャックが何度も一緒に牧場をやろうと言って来ても頑なに断ったのは、イニス自身が『自分の居場所』をジャックのもとだと認めたくなかったからかもしれない。

周りに嘘をつき、自分にも嘘をつき自由になれなかったイニス。
 
こんなに広大な大地で広い空に囲まれ自由に暮らせたはずなのに・・・

『ブロークバック』の山も夏だけではない厳しい冬もやって来るだろう。

ジャックがいなくなったこれからイニスは、どうやって幸せになっていくのだろう。
20年の年月が経ち大人になったイニスが、厳しい冬を越えてまた夏のブロークバックの山に帰ってこれるだろうか・・・・?
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ブロークバックの山はこれからもずっと待ってくれているはずと信じたい。
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by priprim | 2007-05-24 11:01 | 映画